
「朝、雨が降っていたでしょ〜・・だからパンプスに履き替えて来たの・・・」
給茶室でそんな話を小耳にはさむ。
「なんで雨の日はパンプスなのよぉ」をオレは思う。

女達はそんなオレの視線をまったく気にもせず、
二人で壁にもたれて、
ふたり揃って水色のブラウスの子の履く白いパンプスに目を落としている。

白いパンプスを履く足を左右にゆらゆら動かして、
給茶室の壁にもたれて、
二人の女達はパンプスの話を続ける。

「サンダルにしたいよねぇ〜」
「パンプスってさ、あたし・・・」
急に視線がオレと合い、会話が急に止まる。

『聞いてたの?マジ?』白いパンプスの女は、そんな目でオレを見る。
オレ困る。
聞いていた。
その次の会話が聞きたくて、耳をそばだてていた。
『マジ?このオヤジ!』そういう空気読めた。

「いこっか・・・」
そう言い残して給茶室を出る女ふたり。
残るオレ。実にバツ悪い。
テーマ:女性の靴 画像 - ジャンル:サブカル